PTや治療者の気持ち
この病院に来るまで複数の病院や治療院に行った。
毎回、新しい人に会う度に、この人が私を助けてくれるかもと期待し、指示に従った。
できる範囲で自分も勉強した。
去年のことを思い出す。
去年の今頃、新しい医師のもと、はじめての理学療法士と共にリハビリに励んでいた。
理学療法士のおじちゃんはとても面倒見がよかった。梨子の状態を毎回細かくノートに書き込んでいた。
一緒に頑張れば良くなるような気がしたしそう期待した。
でもそのリハビリは、結果としてあまりよくなかったと思う。 最後の方はおじちゃんも、同じことしかいってないな、と自信なさげだった。
彼の他にも、私はたくさんの人に期待したし頑張っては結果に失望した。
次第に治療者の言う言葉が本心からでてるのか営業トークなのか疑うようにもなった。
本当にそう思ってる?大丈夫って、どこが?
良くなると本当に思ってるの?
私が頑張って、どうにかなることなの?
適当なこと言って、何度も通ってくれればいいとか思ってない?
なんでリハビリ上手くいってないのに先生とかに相談しないの??
......週末のリハビリは、遠かったけど嫌いじゃなかった。
おじちゃんは熱心で好きだったし、おじちゃんに会うのは楽しみだった。
でも今になって思い返すと…
PTのおじちゃんはどう思ってたんだろう。