巣立てなかったつばめ

去年の春、散歩が趣味の父はスーパーの入口の隅につばめの巣を見つけた。
そこで父は休みの日は毎日そこを通り、つばめの成長をカメラに収め、成長記録を取ることにした。
小さな頭を並べた5羽の小さなつばめは、日に日に大きくなり、もうそろそろ巣立ちだろうかというところまできた。

ある日、いつものようにつばめを撮ろうとスーパーに行くと、つばめの巣がボロボロに壊されていた。
父はショックを受けた。
一体どうしてこんなことになったのか、5羽のつばめは何処へ行ったのか。

ふと顔を上げ空を見ると、親鳥と思われるつばめがカラスを追い回していた。
カラスに比べると遥かに小さなつばめが執拗にカラスを追い回している。
そこで父は理解した、あのカラスが5羽のつばめを食べたのだと。

小さなつばめが、戦って敵う相手ではない大きなカラスをいつまでも追いかけている。
そんなことをしても子供達はもう帰って来ないけれど、そうせずにはいられない。
子を失った親の気持ちは鳥も人間も同じなのだと父は思ったそうだ。 

だから梨子は勝手に死んだりするなよ、とも言われた。

父が撮り続けていた5羽のつばめの成長記録は、巣立ちを前にして突然終わってしまったのだった。

TOEIC

先月TOEICのテストを受けて、先週結果が郵送されてきた。
TOEICは日本ではメジャーな英語の試験で、 合格不合格などはなく990点満点中自分が何点とれたかで英語力 を計るテストのこと。
ここ数年は長時間座ることが難しかったため受験していなかったが 、最近は座れることも増えたため受けることにした。
TOEICの試験は2時間で、 大学生の頃はよく受けていたがその頃も試験終了時には股関節周りが痛かった。
今回は当日足腰の調子は良く、 テスト中は運動療法をしながら解いていた。
結果は、 学生の頃と比べて落ちてはいなかったので4年ぶりにしては良かっ たのだけれど、目標点数に届かなかくてちょっと悔しかったのでまた受けたい。

語学といえば、最近隣市に住むニュージーランドから来た女性と知りあって、女性数人でお茶会をしたりしている。
彼女も鳥が好きで2羽インコを飼っている。
写真を見ると、一羽はごまと同じセキセイで、黄色くてひよこみたいで可愛い。
2ヵ月だそうで、鼻はまだ言葉通りベビーピンクだった。
ごまの写真を見せると、鼻を見て、 青いから男の子だねと言っていた。

こんな風に、出来る範囲で楽しみや元の生活を取り戻していきたい。

仙骨神経叢ブロック

昨日はペインクリニック整形外科に行った。
一般的なペインクリニックで打てる注射は硬膜外ブロックまでだが 、昨日行った病院には整形外科のようにレントゲン室もあり、 神経根ブロックも打てる。
しかし私は、 今回は中臀筋の上の方にトリガーポイントブロックを受けるつもりで行った。
去年、脊椎専門の病院で中臀筋に麻酔を打って、 少し調子が良かったからだ。


私は今まで2つペインクリニックに行ったことがあるが、 どちらの先生もあまり私の期待には答えてくれなかったので今回も期待はしておらず、 トリガーポイントブロックを打ってもらう為だけに行った。

しかし、ペインの先生はマニアックな人だった。
そして、 私が今まで神経根ブロック等を受けてきたことからちょっと違った 視線で違ったブロック注射をしてみようということになり、 仙骨神経叢ブロックを打つことになった。
打つ場所は梨状筋あたりなので、梨状筋ブロックであるとも言っていた。
神経叢とは脊髄神経の束のことで、T12、L1-L4の脊髄神経の前枝によって構成されるのが腰神経叢、L4の下半分からS3の脊髄神経前枝によって構成されるのが仙骨神経叢である。
そして今回ブロックをしたのは仙骨神経叢。

レントゲンを撮りながら注射をしたが、あまり痛くなかった。
しかし、 去り際に先生が見せてくれた注射針は10cmくらいあった。
かなり深く刺したと言う。

先生は私が今年の3月まで通っていた脊椎専門の病院の元主治医のことも知っていた。
元主治医について、整形外科医なのに麻酔が麻酔科医みたいに上手い、変わってるし、凝り性だよね、と、とても褒めていた。
また元主治医も手こずっていた患者なら本当に難しいんだろうなぁ、とも言っていた。

仙骨神経叢ブロックの後、中臀筋にトリガーポイントを打つはずだったのだが、麻酔が効きすぎて右脚は力も入りづらく、感覚もあまり無くなってしまった。
ここまで麻酔が効いたのは初めてで、2時間くらい横になった後、歩ける状態になってから帰った。

しかし夜12時ごろいつもの痛みの感覚が戻り始めて、今日はお尻がいつもに増してかなり痛い。

若い主治医の診察 椎間孔付近の手術

若い主治医との診察の続き。


椎間孔狭窄症は珍しいんですか?と聞いてみた。
元主治医がネットの記事で椎間孔狭窄症は珍しく、診断することはほとんどない、と書いていたのを思い出したからだ。
若い主治医は、珍しくはないと言う。
主治医自身も何件か椎間孔狭窄症を手術したことがある。
私が金沢の先生の手術を迷っていると話すと、 主治医が隣接椎間障害って知ってる?と聞いてきた。
隣接椎間障害とは一部の腰椎をボルトで固定する固定術を行った場 合、その部分の腰椎の可動性が無くなるためその代償として隣接する間接に過度な負担がかかってしまい、 二次的に隣接する場所がヘルニアなどになる障害のことだ。
椎間孔狭窄症の話の流れで隣接椎間障害の話題になったので、私は先生が、椎間孔狭窄症の手術は固定を行う前提で話しているのだと思い、金沢で提案された手術は固定はしませんよと伝えた。
若い主治医によると椎間孔狭窄の手術は基本固定術ありきの手術で あると言う。
自分が椎間孔狭窄症の手術をする時も固定をしていて、似たような椎間孔付近の手術で固定をしない時もあったが、 金沢のように上関節突起だけを削るのではなく、椎弓側をまるごとパカっとはずして、椎間孔あたりをよく見えるようにして障害物を処理した後、 切り取った椎弓側をもとの位置に戻すのだと言う。
それ、戻してくっ付くんですか?かなりの期間寝た切りですか?? と聞いてみた。
先生は、ずっと寝た切りにはならない、コルセットを付けて生活してもらう。
でもその関節がちゃんとくっつくまで、すごくヤキモキするんだよね、と言っていた。


一般的な椎間孔付近の手術はかなり負担の大きい手術のようだ。 だとすると金沢で提案された手術はかなり負担の少ないものに思える。
ただ、主治医は、椎間孔狭窄症の手術をするにしても、 神経根ブロックをやってみて聞き目がいまいち、 あまり効いていなさそうなところがどうしても頭にひっかかるよね 、と言っていた。
もし僕の大事な家族が手術を受けるか迷ってるとしたら、 勧めないかな。。。とも言っていた。

若い主治医の診察 椎間孔狭窄症と固定術

先週は総合病院での診察があった。
前回神経根ブロックをL5に受け、 その後どうだったかを聞かれたがその時によって良かったり悪かっ たり、効いたというかんじはなかったと伝えた。
でも前の病院でL5神経根ブロックをした時は少し効いたことも伝えた。
ブロック注射は一通りやったけれど、 仙腸関節ブロックはまだやってないのでやってみたいと伝えたが、 仙腸関節ブロックは腰痛に対してやるもので、 脚に繋がる神経に効くわけではないから意味がないと思うと言われ 、やらなかった。
もう打つ手がないので、今後どうしようかという話しで、 今後このままなんとか生活は出来ますか?と聞かれた。
去年と一昨年は毎日とても痛かったけれど、 最近は調子のいい時も多いし、悪いときは痛いんだけれど、 なんとなく過ごせていると答えた。
でも、今の状態ならまだなんとか過ごせるけれど、 このまま過ごしていて将来もっと悪化してしまったら怖いとも答えた。
また、椎間孔狭窄症の診断をして、 手術しようかと言ってくれた金沢の先生がかなり高齢のため、 やるなら早くしないと手術が受けられなくなるから焦ってるとも答えた。

 

先生は椎間孔狭窄症の手術をしたことがありすか?と主治医に聞いた。
主治医も椎間孔狭窄症の手術は何回かしたことがあると言うが、一般的に椎間孔狭窄症の手術は前後の脊椎をボルトで固定する、負担の大きい、固定術ありきの手術らしい。
しかし金沢の先生の手術は固定はせず、椎間関節の上関節突起を削る手術であると伝えると、主治医は、そうなんだ〜〜、と言っていた。
主治医は若く、30代前半だと思う。経験は浅いと思うが勉強熱心だと思うし、金沢の先生の話は少し興味深く聞いていた。
その後その金沢の先生の話をしていたのだが、 ブログ名を言うと主治医はメモっていた。

あとでちゃんと見てくれるのかな?ちゃんと見て、主治医が勉強してくれて、なんなら金沢の先生に弟子入りして同じことが出来るようになってくれたら1番いいのだけれど。。。笑

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手に乗るごまちゃん

整骨院 予約したのに 閉まってる

11月30日(金)午後7:30、予約したはずの整骨院が閉まってる。
前回行ったのは2週間前の16日(金)の同じ時間。
お会計の時、院長に2週間後の同じ時間でって言ったのに。院長も、11月30日でって言ってたと思う。。。

張り紙を見ると、「午後は院内会議で休診」と書いてある。
聞いてない。
間違えて予約を入れたのか、後から会議で休診と決まったのか知らないけれど、予約を入れてるのだからその日はダメだということを電話とかで知らせるべきでしょう?
予約して来たのにやってないってナニコレ?
間違えて先週の予約に入れてたとか?(一回これがあった)


去年の夏から通ってたのにな。
ちょっと酷いと思う。
自分から次の予約取りたいと思わないけど、でも、今まで、昨日は病院でこんな注射をしたよ、とか、CTはじめて撮ったよ、とか、PTが辞めて悲しい、とか、金沢の病院に行くことに決めた、とか、日々私の腰にまつわる色々なエピソードをリアルタイムで話してきたので、今更ほかの整骨院に鞍替えしたくない。
私の腰にまつわる沢山の話を、また一からするのなんてこっちも向こうもウンザリだと思う。


抗議のメールでもするべきだろうか。それとも毎回院長指名で、迷惑していたのかな。

病気で辛いのを気持ちの問題にする人

腰痛や坐骨神経痛が辛くて友達と遊べないのを気持ちの問題にする人がいた。
1人は会社の先輩で、 先輩はいつも健康優良児だから病気について理解がない。
悪い人ではないのに本当に痛くて辛いことがわからない人だから、痛くて遊べないことを、

「気持ちの問題でしょ」
と言い切った。
これには流石にカチンときたので言い返そうとしたら邪魔が入ってそのまま言い返せなくて後々モヤモヤした。

数ヶ月後、先輩は人生初の腰痛に1週間程苦しんでいて、「 梨子の気持ちが少しわかったかも」と言っていた。
いい機会だと思ったので私は酷いと腰よりも脚が千切れそうに痛いんだと力説しておいた。
先輩は、「千切れそうに...?!」と言っていたので、 ちょっとは分かってくれたと思う^ ^

しかし、身体的な病気でも、精神的な病気でも、「 まわりの人が理解してくれない」 という状況はよく当人を苦しめている。

当人は病気で苦しんでいて、 病院に通って自分でも治す努力をして、 それでもなかなか治らずやりたいことが出来ず悔しい思いをしているのに、 そういう事を差し置いて軽々しく「気持ちの問題」 なんて言わないでほしい。

人は自分の経験と近いものがないと共感できないから、 健康な人は病気の人の辛さには共感できず「気持ちの問題」 のような軽率な発言をしてしまうのはある程度仕方ないと思う。
でも当の患者を治療している医療者でもそういうことを言う人がいたので、 そういう人は許せない。