若い主治医の診察 椎間孔付近の手術

若い主治医との診察の続き。


椎間孔狭窄症は珍しいんですか?と聞いてみた。
元主治医がネットの記事で椎間孔狭窄症は珍しく、診断することはほとんどない、と書いていたのを思い出したからだ。
若い主治医は、珍しくはないと言う。
主治医自身も何件か椎間孔狭窄症を手術したことがある。
私が金沢の先生の手術を迷っていると話すと、 主治医が隣接椎間障害って知ってる?と聞いてきた。
隣接椎間障害とは一部の腰椎をボルトで固定する固定術を行った場 合、その部分の腰椎の可動性が無くなるためその代償として隣接する間接に過度な負担がかかってしまい、 二次的に隣接する場所がヘルニアなどになる障害のことだ。
椎間孔狭窄症の話の流れで隣接椎間障害の話題になったので、私は先生が、椎間孔狭窄症の手術は固定を行う前提で話しているのだと思い、金沢で提案された手術は固定はしませんよと伝えた。
若い主治医によると椎間孔狭窄の手術は基本固定術ありきの手術で あると言う。
自分が椎間孔狭窄症の手術をする時も固定をしていて、似たような椎間孔付近の手術で固定をしない時もあったが、 金沢のように上関節突起だけを削るのではなく、椎弓側をまるごとパカっとはずして、椎間孔あたりをよく見えるようにして障害物を処理した後、 切り取った椎弓側をもとの位置に戻すのだと言う。
それ、戻してくっ付くんですか?かなりの期間寝た切りですか?? と聞いてみた。
先生は、ずっと寝た切りにはならない、コルセットを付けて生活してもらう。
でもその関節がちゃんとくっつくまで、すごくヤキモキするんだよね、と言っていた。


一般的な椎間孔付近の手術はかなり負担の大きい手術のようだ。 だとすると金沢で提案された手術はかなり負担の少ないものに思える。
ただ、主治医は、椎間孔狭窄症の手術をするにしても、 神経根ブロックをやってみて聞き目がいまいち、 あまり効いていなさそうなところがどうしても頭にひっかかるよね 、と言っていた。
もし僕の大事な家族が手術を受けるか迷ってるとしたら、 勧めないかな。。。とも言っていた。