嫌なこと2

梨子はお昼休憩に、同僚たちがお昼を食べる会議室でヨガマットを敷いてストレッチや体幹トレーニングをしている。

同僚たちはテレビを見ていてそこまでしゃべるわけではない。
しかしある営業の男性が一緒にお昼を食べる時は、その男性が話題をふるので一時的によくしゃべるようになる。

休日なにしてたの、とか、楽しい話。

平和な気持ちでストレッチしていても、やはり周りの人の楽しい休日の話しを聞くと自分と比べて落ち込んでしまう。
自分は痛みに耐えて外出は病院くらいなのに、と。

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勝手に人を羨んでいるだけだが、聞いていると心がキシキシギシギシしてくる。
だからその男性がお昼に加わった時点で私は身構え、そそくさとストレッチを切り上げ逃げる。

以前は梨子にも休日なにした、という話題をふられて困った。
病院としか答えられないからだ。
しかし最近はそれをわかってか、その由の話題は梨子にふらないようにしているみたい...

男性からすれば前は普通に元気そうだったのに最近はどう接したらいいかわからない、と思っているかもしれない。
かと言って今の私の状況を詳しく説明する機会もなく。
どうしようもない。

 

腰に注射

L5神経根から背中側に枝分かれ​する​神経に麻酔を打った。神経根ブロックの時と同じくレントゲンで撮影しながらの注射になった。

注射を打つ前先生に、痛くない?と聞いたらそうでもないようなことを言っていた。

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割と痛かった。前回の神経根ブロックが全く痛くなかったので油断した。
注射中、なぜか股関節のよくわからない筋肉が痛くなった。また、注射した腰の神経が延びる場所なの​であろう臀筋の上の方(中殿筋あたり)にいつもと違う痛みが出た。

注射後しばらくしてまた診察室に入り​痛みの変化​を聞かれたが、やはり痛いところは痛いままで効果はよくわからない。
注射中の股関節の痛みも伝え、ちょっと様子を見るように言われその日は終わった。
すると、すごく効いた、というかんじではないが、翌日の夜、股関節周りの痛みがましになった。注射の翌日に整骨院も行ったが、股関節の可動域が広くなったと言われたし、指圧した時の痛みもいつもより若干よかった。

​そういえば、​2週間後にまた来て下さいということで脊椎指導医の予約を2週間後に入れたのだが、その日は股関節の権威の診察が先に入っているのである。システム上の問題はないが、悪い気がする。

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先生たちから見て、自分の治療を受けてるのに他の先生の治療も受けるの??と嫌な気持ちになるのではないかと不安だ。

しかも同じ日に。

しかし股関節の権威は予約が難しく今更変更は出来ず、脊椎指導医はその土曜日以外だと平日に会社を休まないと難しく、仕方ないのだ。

 

先生を変える

脊椎の先生を変えてみた。
毎回の診察で進展がなかったので他の先生の意見を聞きたくなった。

その先生は脊椎脊髄外科指導医で、前に一度神経根ブロックをしてもらったあとそれっきりになっていた。f:id:tsuikannashiko:20170730145712j:image

まず、原因がはっきりせず、脊椎と股関節の先生の間を行ったり来たりしていること、股関節MRIでは梨状筋に炎症はなく他の外旋筋等に炎症が見られることや、前回の神経根ブロックでは整骨院悪化させた臀部、特にお尻の上あたりの痛みが軽くなったことを伝えた。

先生は、脊椎にも、きっと股関節にも画像上これといって悪いところが見れないからこちらもどうしようか処置に困る、いや、貴女もとても困っているのだけれどと言った。

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そしてやはり脊椎には特に悪いところが見られないと言う。強いて言えば他より黒い(水分の少ない)L5-S1の椎間板かなと思って断面図を見るとやはり別になんともないと。

でも、L5-S1の椎間板が他より黒いのは悪いことですよね?と聞くとそれは年齢的なもので異常ではないと。
梨子は座るのが一番痛いので、座ると圧力がかかってL5-S1の椎間板が神経の方に飛び出すのでは?と聞くと、そんなゼリーのようにはならないよと言う。

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でも今年から坐骨神経痛だけでなく腰痛もあるんですよとアピールすると、椎間板症の痛みかなぁと呟いていた。

リリカは腰痛と仙骨痛に効いている、リリカが効くなら神経の痛みですよね?と聞くと、実際そうでもなく、なんにでも効いたりするらしい。
例えば膝の術後の痛みもリリカで取れたりする、と。

結局よくわからないので、検査の意味で1つずつ場所を変えて神経近くに麻酔を打ってみましょう、ということとなった。
今回はL5右神経根から背中に伸びる特に名前のない神経近くに注射することになった。

 

テニスボールマッサージ

テニスボールマッサージというものがある。

凝ったお尻をほぐすためにテニスボールをお尻の下に置き、ゴロゴロするやつである。坐骨神経痛の人なら良く知っていると思う。

梨子も前はやっていたのだが、乗り過ぎて潰れてしまってからやっていなかった。そこで新しいテニスボールを購入した。

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しかし新品はとても硬い。ゴロゴロするとお尻の表面だけが痛くて中まで刺激が入らなかった。

ところが昨日、リハビリの担当PTにテニスボールより柔らかいボールを渡され、それでお尻ゴロゴロをしたところとても丁度良い硬さで表面は痛くならず、中の筋肉まで刺激を感じられた。

それはテニスボールに布のテープを巻いたものだと言う。あくまで中は絶対テニスボールだと言うので、家に帰って早速作ってみた。

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家にあったキネシオロジーテープを巻いた。多少柔らかくなるもののまだまだ硬い、お尻ゴロゴロは気持ち良いが痛い。
PTが渡してくれたボールは本当に中身はテニスボールだったのだろうか??
それとも患者に乗られすぎてヘタっていたのか。

どうすれば丁度いい硬さになるんだろう...

↓実は、テニスボールではなくゴム製野球ボールだった!

 

リリカは太る

 

リリカは神経障害性疼痛(神経が障害されて出る痛み)に対する薬で、例えばヘルニア等で神経が圧迫されたことによる腰痛や坐骨神経痛のある人によく処方される。
神経の痛みに対する薬という点で、痛み止めでもロキソニンとは種類が違う。

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梨子はリリカを飲み始めて4カ月くらい。
初めは75mg/日から始めて途中効き目が弱くなり今は150mg/日
梨子の場合は、坐骨神経痛よりも仙骨痛、腰痛に効いてると思う。


先日、体重計に乗ったら、3kg太っていて驚いた。
リリカは副作用として、眠気、体重増加などがある。
副作用が出るか、どういう副作用かは人によって違うと思うが、梨子は太った。

今、人生で一番重い。

なんとなく、最近顔が太った?と思っていたが本当に太っていた。
最近は会社と通院とジムくらいの寂しい生活なので、特に困ることはないのだけれど...

体幹トレーニングをもっと頑張ったら少しは減るだろうか?

嫌なこと

梨子は恥ずかしながら実家住みです。
坐骨神経痛の治療方針で親とぶつかってしまった。

親は最近通い始めたオステオパシーという整体術を売りにする整骨院を梨子に勧めてきた。

梨子は前に一度だけそこにいって、逆に痛い思いをして帰ってきたためもう2度と行きたくなかった。

それでもうそんなとこ行きたくないと言うと、私がいつも痛み止め(リリカ)を飲んでいることや整形外科にずっと通って良くなっていないこと等、治療方針をことごとく否定してきた。

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梨子は今まで色々な病院、治療院を訪ね歩き、その中で一応良いと思った病院にいるので、今の治療方針を否定されるのは凄く嫌だった。

確かになかなか良くならず不安だけれど、真剣に詳しく調べてくれる医者のいる病院だし、専門医がいるから、まだここで頑張りたい。それを否定されるのがとても嫌だった。

いつもはなるべく元気でいようと心がけているが心が折れてしまった。

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最近家族と話していない。
弟のごま(インコ)とは毎日話しているが...
お母さんの料理も食べたくなくて作らないでと言ってある。(子供っぽいですね)

今日、お母さんが一人暮らしでもはじめるつもりなの?と頓珍漢なことを聞いてきた。

この状態でそんな元気ないのに。いつも元気そうに振舞っていたせいだろうな。

3連休、病院以外、何処行った?(5.7.5になってる)

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もう疲れた。
人生で若く良い時期を無駄にしていて、1番悔しいのは私なのに。
無頓着にも結婚のプレッシャーもかけてくるし。

本当に嫌だ。寝ている間に消えてなくなりたい。
こんな姿旧友とかに見られたら恥ずかしくて死んでしまう。
もう嫌だ。痛い。

 

理学療法士と患者

患者は心細い。
身体が痛くてそれをどうにかしてほしくて病院に行く。自分ではどうにもならなかったから。
身体が痛いと心も弱くなる。

そこで一緒に手取り足とり頑張ってくれるPTのことは、やっぱり信じるし、この人と頑張ろう、頑張って良くなろうと思う。

梨子はそれを心の支えにしていた。

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信頼する相手は医師だったりPTだったり、人によって違うかもしれないが、梨子にとって毎週会って身体に触れて痛い話をよく聞いてくれるPTの存在は大きかった。

転院するとき、PTのおじちゃんにもう会えないのが心細くて泣いた。
おじちゃんはティッシュもってきてくれた。

おじちゃん自体は優しかったし好きだった。

おじちゃんは熱心だったし彼なりの最善を尽くしたのだろう。

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でも、最後の方は本当に行き詰まっていたし、なにも進展せず梨子は痛いままなのに同じリハビリを続けていた。

おじちゃんだってこのままじゃダメだってわかってたはず。
リハビリが上手くいっていないなら誰かに相談するとか医師の指示を仰ぐとか、してほしかった。
私はPTの言うこと信じて頑張っているのだから。

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普通の患者は、ここでは駄目だと思ったら先生やPTに何も言わず姿を消すものなのだろうか。
だからそこまで責任を負わなくていいと思っているのだろうか。
自分の手技で良くならないならそれまで、と。

おじちゃんはどう思ってたんだろう...

でも、患者のためを思うなら、自分の手に余るなら誰かに相談したり他に道を作るなりしてほしかった。