外旋筋を鍛えると痛い
右股関節の外旋筋を鍛えると痛くなる。
坐骨神経痛も酷くなる。
前の病院の理学療法士は殿筋を鍛えようとしていたが、外旋筋は頑張れば頑張るだけ痛くなった。
その時梨子は梨状筋症候群なのでは?と思っていた。
今の病院ではそのことを伝えているので、殿筋を鍛える事は基本しない。
でも、少し動かしてみようと筋トレすると、右はすぐぎこちなくなる。
その事について担当の理学療法士は、もともとそこの筋肉が弱くて、過負荷になるのかもしれないと言っていた。筋肉痛のような。
たしかに、MRIでみると梨子の右の梨状筋は左より小さいと股関節の権威が言っていた。
小さい筋肉が頑張って炎症を起こして梨状筋症候群になるのだろうか・・・?
更に、梨状筋の真ん中を坐骨神経が貫いているパターンかも??
それとも、そもそも椎間板症で腰から臀部、足への神経が障害されて殿筋に力が入らなくなっているのではとも思う。
うまく力が入らず動かないものを無理やり動かすことで痛くなり、ぎこちなくなっているのではないか。
それとも両方かもしれないとも思う。
椎間板症による臀部痛や臀部の機能不全により、梨状筋症候群になっているのでは。
いろいろ考えてみるけれど、いまだ答えはでない。
今月末に、股関節専門の女医さんに診察予約を入れた。
新しく何かがわからないかと思って。
この女医さんは、股関節の権威のお弟子さんだという。
なにか治療の糸口がみつかればいいなと切実に思っている。
ピル ルナベル
産婦人科へ再診に行き、ルナベルというピルをもらった。
生理の量を減らして、卵巣嚢腫が大きくなるのを抑えようということだった。
子宮内膜症由来の卵巣嚢腫は治らない病気だから、進行を抑える方向らしい。
手術は?と聞くと、手術すると卵巣の機能が落ちるから若い人には勧めないという。再発もよくあるから、するとしても一生に一回でいいと言われた。
チョコレート嚢胞は癌になるとか聞きましたよと聞くと、癌になる心配は高齢になってからだそうだ。
リリカとピルの飲み合わせは調べてくれたようで、大丈夫と言っていた。
ネットで子宮内膜症を検索したら怖いこといっぱい書かれてましたよと言うと、怖いことはいくらでもかけるからねぇと言っていた。
とりあえず、今すぐ何がどうなるという話ではないらしい。
というか、梨子はとても心配性なので、極力心配せず、ピルを忘れずに飲もうとおもう。
といってまだなんとなく不安だけどね。
痛みの強い日 書き殴り
今日はいつもより痛い。
昨日仕事中、変な姿勢をしたからだろうか。
昨日は股関節の内側が痺れていて怖かったが、やはり痺れよりも痛みの方が辛い。
今日はなかなか辛い。
痛くて辛いとどうしても気分が落ち込む。
どうしても暗いことを考える。早く人生終わってほしいとか。
元気なまわりの同僚が、休日なにして遊ぶかを聞いていると大変嫉妬し、どうせ私なんてと絶望的な気持ちになる。
本当に元気な同僚が羨ましくて仕方がない。
遊び疲れたとか、合コンでいい人がいなかったとか言ってる同僚を見ていると悔しくてたまらない。
梨子はもともと繊細で内気な性格がベースにあり、しかし活発で明るい子に憧れて、自分もそうなりたいと思っていた。
うじうじしている自分が嫌いだった。
身近に、病でいつも暗い人がいて、それを見ていて辛かったので余計そうなりたくなかった。
こんな自分は嫌いだ。
ほんとに嫌い。
こんな自分死んでしまえ。
辛い辛いなんて言いたくないけど辛い。
辛いしんどいって言うのを聞いてる相手は嫌な気持ちになってしまう。
明るい人に人が集まるのは気持ちがいいから。
辛い人を人が避けるのは嫌な気持ちになるから。これはとても自然なこと。
なのに離れて行く人を恨めしく思ってしまう自分が嫌。
リリカとピルとブロック注射
昨日は脊椎脊髄病医の診察だった。
神経根ブロックがやんわりお尻に効いたこと、でも足には効かなかったことを伝えると、腰の神経も一部原因になっているんだろうねぇと言っていた。
そして梨子は、産婦人科でチョコレート嚢胞と言われ、ピルを勧められた事を伝えた。
先生にリリカとの飲み合わせはどうかと聞くと、それはちょっとわからないけど、とのこと…
こういうのは医師の分野ではなく薬剤師なのだろうか?
産婦人科の先生も、調べておきます、と言っていたのを思い出す。
また、リリカを飲み始めてから生理が月に2回くる事を伝えた。
先生は、リリカは神経に効く薬だからそういうのは関係ないと思うけど……むしろそれこそ卵巣囊腫のほうじゃない?産婦人科医に聞いた?と言われた。
先生は、坐骨神経痛が辛いなら坐骨神経ブロック(梨状筋ブロック)またやろうか?といってくれたが、あれは前にやったとき痛くなってしまったんだ。
なんであんなに痛くなったんですかね?と聞くが、うーん、神経の近くに打つから一時的にそうなるのかなぁと言っていた。
でも、右の臀筋が固まって、左のお尻もぎこちなくなって左の足の付け根まで痛くなったんですよ?と言うと、答えを濁していた。
とりあえず昨日は梨状筋ブロックもせず、家に帰った。
午前中は早起きして友達の結婚式、トイレで着替えて午後は整形外科。比較すると悲しい。超悲しい。
病気は嫌だなぁ。特に痛いのは辛い。
その点、梨子の卵巣嚢腫は痛くない。
来週は午前中が産婦人科、午後に整形外科だ。
とりあえず逃げずに、産婦人科の先生の言うことをよく聞こう。
でも、やっぱり怖い。
子供産めないとかは全摘とかはやめてよね。
チョコレート嚢胞
子宮内膜症による卵巣嚢腫(のう腫)と言われた梨子は、怖くて医者にあまり聞かなかった。
でもやっぱり不安でネットで検索すると、とても怖い情報が出てくる、そして余計に不安になる。
ネットの知識は浅くて間違った情報も多い、知識を付けるには専門医に聞いたり専門の本を買うのがいいと思うが、チラチラ見てしまう。
というか、医者に直接聞いてショックなことを言われてしまうと更にショックを受けてしまうので今は聞きたくない。受け止められないチキンハート。
子宮内膜症による卵巣嚢腫、いわゆるチョコレート嚢胞。
何故か卵巣に子宮内膜が根付いて、卵巣で生理が起きてしまう病気。
子宮で生理が起きれば膣から出て行くけど、卵巣は血が出て行く場所がないから卵巣に溜まってしまって、生理のたび大きくなってしまうそうだ。
こんなかんじ?
卵巣機能が落ちて不妊になり、他の臓器に癒着、癌化することもあると・・・
そして卵巣の嚢胞部分を手術で摘出しても何故か再発が多いらしい。なんでや。
根治には子宮ごと摘出らしい。ほんとかな。それはちょっと年齢的にきつい。
はあ、友達は結婚式、梨子は25にして子供を望めないというかその器官のない身体か・・・
と極端な方向に想像が走ってしまう。
子供ほしいとか今は思わないけど、そんな身体では結婚相手を見つけるのも難しいんじゃないか。大体ノーマルな状態でも恋人いないし。むしろ坐骨神経痛辛くて人と疎遠になってるし。梨子と坐骨神経痛ってブログ作ったばかりなのに梨子と子宮内膜症・卵巣のう腫になってしまうよ。
でも、失うものがあれど根治する治療法があるのはいいかも。
梨子の坐骨神経痛なんて原因はっきりしないから根治しようがないし。梨状筋だったら切ってほしいのに。でも結婚したかったな。誰かと。
あー今日もお尻と股関節と太ももが痛い。
↓後日、産婦人科でピル(ルナベル)を貰う
筋ジストロフィーの同級生
小学4年から高校卒業まで、筋ジストロフィーの同級生がいた。
梨子が小学4年生で初めて会った時は、彼はもう車椅子だった。
ある日彼は学校の廊下で倒れて泣いていた。
自分の足でトイレまで行こうとしたらしい。
他の男の子が、「あいつ、去年までは普通に歩けたんだよ?どうして・・・」といっていた。
梨子はとても残酷な光景だと思った。
当時の国語の教科書で、題名は忘れたが、こんな一節があった。
「幸せだ、だって僕らは五体満足なのだから」
先生はこの文を音読してから、これはそうとは限らないけど・・・などと言葉を濁していた。そんなふうに変に濁すならこの話はこのクラスではやらなければいいのにと思った。
梨子やまわりの同級生は、学年が上がるにつれ出来る事が増えていった。
体も成長する。先生たちは、将来の夢を持つことが大事だと教えていた。
対して、彼は学年が上がるにつれ身体的に弱くなっていった。
勉強はよく出来ていた、頭は良かったと思う。
将来の夢を書く作文で、思春期の彼は何を書いていただろうと今になって思う。