椎間孔狭窄症

今週は、金沢の病院で診察だった。
先生の診断は、椎間孔狭窄症だった。
私のL5-S1の椎間板は歳にしては潰れており、厚みが無くなっていることも影響し、L5-S1の椎体の間が狭くなっている。そこの椎間孔にS1の上関節突起が入り込み、椎間孔の横幅が少なくなったことで神経根を刺激しているのだろう、と言う。
なので椎間孔に余計に入り込んでいるS1上関節突起の先っぽを削ってあげれば椎間孔の横幅に余裕が出来、症状が改善する見込みがあるというが、しかし、実際やってみないと分からないという。

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先生は、MRIやCT画像だけで診断をつけるのは限界があり、この診断は自分の経験上の診断だと言った。
この画像を他の病院に持っていっても、明らかな所見はなく、診断がつかないだろうと。
また、自分の言う椎間孔狭窄症という診断もしないだろうと。

CTで見ると椎間孔にはまだ余裕がありそうに見えるが、ここには靭帯や脂肪があるので実際はもっと狭い、また一見左の椎間孔の方が狭くも見えるが、右のほうが横幅が狭いのだと言っていた。

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先生は、痛みが出るくらいだからMRIなどの画像で大きな変化が見られると皆思いがちだが、実際には凄く痛くても画像上では小さな変化のことも多いという。
また特に椎間孔付近は痛みを感じやすく、少しでも痛いらしい。

ただ、やはりやってみないとわからないというのがネックだ。
賭けである。
上関節突起の上の方だけ削るだけだから、固定術も必要ないし緩みが出たりもしない、というが、なんとなく数年後に緩みが出てきて腰椎すべり症に...なんてこともあり得ると思う。
先生は、良くなる希望にかけてこの手術を受ける人もいると言うが、やる前から不確かな手術って、どうなんだろう...
良くなるか先生もわからないのに受けるのは...

手術は勧められたもののちょっと保留にして帰ってきた。
先生も、絶対これという診断ではなかったし、もしかしてやっぱり股関節の梨状筋症候群では?などとも思い始めている。

腰を反った時に中臀筋あたりが痛むことがあるが、反ると椎間孔は余計狭くなるので、椎間孔狭窄によりL5神経根が刺激されているのだろうと説明できるし納得できる。
しかし、お尻の筋肉を鍛えると翌日坐骨下が痛むのは、どう説明がつくのだろう。
前の整形外科でお尻の筋肉をずっと鍛えようとしてお尻も坐骨下もとても痛かった。
今も、少しでもお尻の筋トレをすると翌日に坐骨下がビーン!と痛くなる。
これは梨状筋症候群のように、お尻の筋肉が坐骨神経に何かしら悪さをしているからではないか。

もしかしたら原因は2つあって、椎間孔狭窄症もあるが、梨状筋症候群のようにお尻自体にも原因があるのではないか。

なので、またこれからいくつか病院をまわり意見をきいてみようと思う。
金沢の先生の手術も考えながら。