痛みは人を弱く、孤独にする

遊びたいけど痛い、痛いけど遊びたい。
痛くて引きこもっていると心が腐ってしまうし、人と遊びたい。
でも、痛みが強い時は逆に、遊んでいても痛くて辛いだけ。 楽しく感じる余裕なんてなくて、我慢するのが辛いだけ。
最近はそんな痛みとの駆け引きをしている。


3年前、友達と遊んでいたけれど本当は痛くて辛くて我慢して、 遊ぶ自信を無くしてしまった。
それからだいぶ調子悪く、人と約束もなかなか出来なかった。
ある治療者はそんな私やブログをみて、私が痛みに執着しすぎで、 心が弱くて、 友達と遊ばないのが痛みの原因だと言った。
何もわかっていなさに驚いた。
痛いから精神が辛くなるし、 痛いから友達と遊ぶのが難しくなるのに。
友達のサポートが大切とも言っていたけれど、まず、 若く健康的な友達はあまり私の疼痛を理解してくれなかった。 
だからこそブログにだけは自分の気持ちを正直に書き溜めているのに。
まわりの無理解は本当に人を孤独にする。
痛くなって何年か経って、未だに痛そうな私を見て、 最近はだいぶまわりの態度が優しくなってきたけれども。
あと、 治療者が自分が治せないのを患者のメンタルのせいにするなんて最低。
慢性疼痛は患者が痛みを意識し過ぎることが原因なんて言われることがあるが、そんな人もいるのだろうが私は違うと思う。
楽しい時だって痛みはやって来るから。


最近は3年前より良くなって、大丈夫そうな時は遊んだり、ちょっと無理したりしている。
でも、痛みとの駆け引きで、先日は無理してしまってそれからかなり痛かった。
自転車に乗って足を持ち上げると股関節も痛かった。


痛くてなかなか遊べない反動で、 あまり痛くない時はやりたいことが溜まりすぎていて焦ってたくさん予定を入れたくなる。
その一部だけを見ていた友達が、なんかいきなりアクティブになっててビックリした、と言っていた。
でも忘れていたけど、痛みがなかったら本来はこれくらい、 アクティブな自分なんだよな。

子宮内膜症の診察

先日、産婦人科にピルをもらいに行った。
前回の血液検査で子宮内膜症の値(CA-125)を調べてもらったけれど、 数字にすると12で、本当に大したことない内膜症と言われた。
前回が15だったので、低くなったんですか?と聞くと、 どっちも大差ない大したことないよ、と言われた。
良かった。
今回は内診がなかったが、前回の内診では左の卵巣は2. 5cmで、 このままピルを継続して飲んでいこうということだった。
内診の日はちょうど生理で、 先生はいつもより扱いが雑な気がした。 超音波の機械を入れるのが痛かった。


低容量ピルにはいくつか種類があるが、 私はルナベルを使っている。
結構高くて、3ヶ月分で6千円ちょっとする。
しかし薬局でお会計が終わった後に、 実はジェネリックにすると半額程度、 3千円程度になることを教えられた。
お会計の前に言って欲しいが、 次からはジェネリックにしようと思う。

ムンク展

1月の連休中にお姉さん先輩とムンク展に行った。
私はムンクにあまり興味がないが先輩は「叫び」や「絶望」、「 不安」等の名作を見ることができてとても喜んでいた。
ムンクが精神を病んで酒浸りになり、 幻覚等でおかしくなりながらも、 最後は静かに死を受け入れて死ぬまでの絵画が展示されていた。


お土産売り場に「叫び」の人形があり、お腹を押すと「ギョエェェー!!」と叫んだ。
先輩も流石に、気持ち悪いと言っていた。


ムンク展は上野の美術館で開かれていたので、アメ横あたりにある足湯に寄ろうとしたら予約がいっぱいで入れなかった。
冬はみんな温まりたいんだな。
仕方ないのでその辺のカフェで色々とお話をした。
ちょっと足腰が辛くなってきたが、先輩がまだ飲みたいし喋りたいようなのでお酒でごまかして我慢した。


やっぱりちょっと痛かったし、次の日も辛かったんだけど、たくさん話せていい1日だった。

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椎間関節ブロック

今週は総合病院でL5-S1椎間関節ブロックを打ってもらった。
その名の通り椎間関節の間に打つブロックで、 神経には針を刺さない。
椎間関節ブロックは坐骨神経痛ではなく腰痛に対して打つブロック だが、他に打てるブロックは皆試したので、一応腰痛もあるし、とりあえずやってみようかというノリで打つことにした。


また、椎間孔狭窄症と診断された人が椎間関節ブロックを打ったら坐骨神経痛が改善され、原因が椎間孔ではなく椎間関節にあったという話をこのブログのコメントで頂いたことがあったので、打ってみようと思った。


神経根ブロックの時のように初めに局所麻酔をするのだけれど、そのあと針を椎間関節まで進めるときに、ニュルニュルと何かが入ってきている感覚があった。怖いしちょっと痛かった。


打った後は、椎間関節ブロックのせいか局所麻酔のせいなのか、なんとなく右の腰痛は軽減された感じはした。


しかし夜になると強い腰痛が出てきた。
結構痛くて、リリカを飲んで湿布しても痛くてしんどかった。
なかなか寝付けなかった。
次の日起きると、その腰痛は治まっていたが、右の腰の表面の筋肉が不自然に張っていて、前屈すると痛んだ。
それはまだ今も続いている。


いちごを食べるごま

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サイキック的な治療院

母がオステオパシーの治療院にはまっていて、 私をなんとか行かせようとしている。
長年疼痛に苦しむ私を心配して、 どうにかしてあげたいという思いから誘ってくれているのだけれど 、私は行きたくない。
母はサイキック的な治療院にはまりやすい。
本当に神がかり的な人はどこかにいるのだろうけど、 母の行くサイキックは胡散臭い。
前もある気功師を尊敬していて、 私もどうにか行くように説得された過去がある。
気功師は透視ができるから、全身悪いところがなんでもわかる、 脳を治してくれると母は言っていた。


今回のオステオパシーの人はサイキックではないようだが、母は、 やはり、全身悪いことろがわかる、 悪いのは脳から来ているから脳を調節すると治ると、 ほぼあの気功師の時と同じことを言っていた。

とても胡散臭い。

実は一度そのオステオパシーには行ったことがるのだけれど、 身体の歪みがないから整形外科で診断された腰の椎間板症が原因だと思うと言われ、 電気をあてていたら逆に痛くなってしまってもう行きたくない。
どうしてもと言うので、もう1度行ったらそれでいい?と聞くと、 10回は行って欲しいという...

私は運が悪いのか、保険適用外の治療院でいいところに当たったことがない。
期待しては落胆し、こんなんだったら駅前のチャラチャラした整骨院で新米のお兄ちゃんに強く揉まれた方がマシだ、と思うものばかりで、いい記憶がない。
特に1人でお店をやっている治療家のところは独りよがりな持論を展開し、アクが強くそれでいて口ほどにもなかった。

おまけ

 

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会社の飲み会が座敷

昨日は会社の飲み会で、座敷だった。
和風って聞いていたけど足腰痛いし、椅子のように座れる掘りごたつだったらいいなと思ってたけど座敷だった。

30分くらいで痛くてもう無理だと思っていたら上司が座椅子を頼んでくれたけど座椅子がなかった。
代わりにちっちゃい椅子が出てきて、座ったら料理のあるテーブルがめっちゃ低くて食べにくし、恥ずかしいし、前かがみになるしで余計痛かった。

仕方なくそれも30分で降りて、もう帰ろうかなと思っていたら壁側の席にいる同僚が、ここは寄りかかれるからと席を譲ってくれた。
右側が壁になっていて、もたれかかって座ると楽だった。
有難う同僚。
しばらくそうしていたが、最終的には座敷に仰向けに寝た。
大胆に寝た。
やっぱり寝るのが一番楽な姿勢だと思った。

途中で帰れば良かったと思うが、社長も重役もいて帰り辛かった。
寝るのはどうなの?と思うが、多分向こうからは見えてないから大丈夫だと思う。
周りの人たちも、長年私が足腰痛いのを知ってるから寛容になったと思う。
でも、そもそも座敷を選ばないでよ幹事......

今日は昨日の影響か、坐骨下も痛いし、散々だ。
明日新しく出来た友達と遊びに行くんだけど、大丈夫かな...

羽化できなかったセミ

父は酒飲みで自制心がなく、どうしようもないところがあるが、 もともと心優しい人間だ。
特に虫や小動物に対して優しく、部屋に蛾や小さな虫が入ってくると虫とり網ですくって外に出してあげている。
私はそれを見て育ったので、 いきなり殺してしまう人を見るとぎょっとしてしまう。
夏になるとセミが道路にひっくり返って動けなくなっているので、 それを見て父は拾うし、私も木にとまらせるようにしている。

ある日父が散歩していると、セミが道路の真ん中にいた。
しかし良く見ると、それは殻から羽化する途中で死んでしまったセミだった。

セミが這い出てきたであろう土の近くには、木はなかったがコンクリの壁や、羽化の為に登れそうな場所があった。
しかし何を思ったのかセミはそれとは反対にある道路に向かって歩いてしまったのだ。
いつまで歩いても登れそうな木に突き当たるわけがなく、消耗し、もう仕方なく道の真ん中で羽化を始めるも力尽きて死んでしまったのだろう。

どうして道路に進んでしまったのか、誰か導いてくれるものは居なかったのか、天はむごいことをする、 と父は私に話していた。

俺は泣きながら散歩から帰ってきたんだと言っていて、流石にそれは冗談だろうけど、可哀想なセミに対してそのように思う父は優しいと思った。

また、私自身も羽化できないセミ、または夏にひっくり返って起きれなくなったセミのようだなと思った。
どうか私を見つけたら、捕まえて木まで運んで欲しい。

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