デルマトーム図とS1神経根ブロック

明日はS1神経根にブロック注射をする。
今まではL5の神経根にしか打った事がないので初めてS1神経根 にブロックを打つことになる。
今の総合病院では、梨状筋症候群の筋電図検査のために神経内科を受診したところから始まった。
結局、梨状筋症候群の筋電図検査は陰性だった。 徒手検査ではなんとなく梨状筋症候群のような感じがしないでもないとは言われた。
その神経内科で出来る事が他にないので院内紹介状を書いてもらい 今月初めに整形外科を受診した。
正直あまり期待していなかったのでここの整形外科での診察はこの1回きりで終わりになるだろうと思い、 次に行きたい病院名を書いた紙を持って診察室に入った。
しかし先生はやる気のある人だったので紙を出すのは止めておいた 。
先生は若い、経験はあまりないだろうと思われるが勉強熱心な先生だと話していて思った。 
私の疼痛の範囲から、デルマトーム図を持ち出してL5ではなくS1の神経根症状ではないかということで、次回S1神経根にブロックを打つことになった。
しかし、 診察後に思い出したがデルマトーム図は皮膚感覚の異常が出る範囲 を示す図であって、皮膚より中の痛みは関係ないはず。
私も前に、 デルマトーム図でみるとL5ではなくS1の範囲が痛いな、 と思っていたら、 元PTにデルマトーム図は皮膚の感覚だけだよと言われた。
だから、先生は間違えているかもしれない。 右足の小指の痺れるような感覚は、デルマトームで見てもS1かなとは思うが。
でもS1には打ったことがなかったし、打ってみたいと思っていたので良い機会だと思う。
しかし怖いのは、元主治医は神経根ブロックといっても極力痛くないように、 神経の手前で止めて麻酔を入れていた。 痛み止めのために打つのに、 痛いのは可哀想という元主治医のポリシーのようだった。
でも今の先生は、再現痛が見たいという。 神経根を針で刺すことによりいつもの痛みが出るかどうかを見て、どこの神経根が障害されているのかを確かめたいのだという。
一般的な神経根ブロック自体、とても痛いというし、以前元主治医に神経根より少し先の神経に注射した時ですら右脚が 軽く跳ね上がった。
通常の神経根ブロック、ましてや再現痛を出したいなんて、 どれくらい痛いのだろう......