神経根ブロック

CTで腰椎に異常がないことを確認した後、ただの神経根の炎症でしょうということで神経根ブロックを打つことになった。
L5の神経根ブロックは前にも打ったことがあり、1回目は神経根近くを狙って打ち、あとの2回は神経根から枝分かれした、筋肉に向かう神経に打った。


今回はL5神経根近くに打った。
前に打った時は、初めの麻酔が少し痛かっただけで後は本当に痛くなかった。
注射後は坐骨下の痛みは取れないもののお尻の上の方、中殿筋あたりの緊張が取れて効果を示していた。

しかし今回の注射は結構痛かった。
いつもブロック注射の時はうつ伏せなのに今回は横向きだった。前回はL5-S1の間からL5神経根を狙って打ったが、今回はL4-L5の間からL5神経根を狙ったという。
注射を刺した場所から中殿筋あたりがビーンと痛くなった。中殿筋の支配神経はL5なので、注射によってL5神経が刺激されているのがわかった。
前に神経根から枝分かれした神経にブロックをした時も中殿筋がピリピリと痛くなり数時間で痛みはなくなったのだが、今回はつったように痛く、翌日になっても消えなかったし今も痛む。
しかもその日の夜腰が痛くなり、右足の甲がつったりもした。
足の甲の筋肉もL5神経の支配なので、やはり注射のせいだと思う。

注射後の診察室で脊椎指導医はとても良い場所に注射が届いたと言っていた。
しかし、逆にL5神経根をピンポイントで刺激して神経根症状を悪化させた気がする。

しかし次の日整骨院で指圧してもらった時は、殿筋の上の方、中殿筋あたりはいつもより痛くなかったので、少しは麻酔と炎症止めが良い方向に効いている部分もあるのかな、とも思う。

また、指導医はブロック注射の時梨子が結構痛がったことについて、痛みに弱いねと言った。
診察室でもそのことについて話していたが、前に打った時は痛くなかったので、特別私が痛みに弱いわけではなくその時の打ち方の問題ではと思った。

今回のブロック注射では悪化ともとれる症状が出ているのだが、前にも似たようなことがあった。
前に通っていた病院で仙骨ブロックの3回目をやった夜、仙骨がとても痛くなり階段を上るのが大変になったことがある。
その事を当時の主治医に言うと、ごめん、それは私のテクニックの問題だわと謝っていた。あの日はなんとなく、針が入りにくかったと言っていた。
神経根ブロックは仙骨ブロックよりも高度な技術の注射だが、今回もそれと似たようなことだろうと思う。
たとえ先生にとって完璧に思える注射でも...なにかが良くなかったのだろう。

今日は仕事なのでいつものように立って事務作業をしているが、いつもより痛みが強いのできつい。
仕事内容は辛くないのに、仕事が辛いなあ。
結局今回も原因がわからずじまいだったし、今週末PTに、金沢の脳神経外科のこと、話してみようかなぁ...