筋膜性疼痛症候群

筋膜性疼痛症候群(MPS)という病気がある。

筋肉を包む筋膜や、腱、靱帯等を包む膜に癒着等の異常が発生し、異常のある場所だけでなく離れた場所にも痛みや痺れを引き起こす現象だ。

例えばお尻の筋膜に癒着等の異常があるとにより足の痛みを引き起こすこともある。
筋膜性疼痛症候群(MPS) 研究会のページに、小殿筋に出来た筋膜の異常により足の付け根から足全体にかけて痛みや痺れが広がると書いてある。

ヘルニア等、腰の神経根原因の病気と症状が似ている為、またMRI等で確認できず画像診断が難しい為、診断が難しいとされる。

私は股関節の権威に梨状筋症候群ではないと言われ、脊椎の指導医には、L5-S1腰椎椎間板症にはなっているもののヘルニアや外側ヘルニアはないと言われている。
その為、もしかしたら私も筋膜性疼痛症候群の可能性があるのではないかと思い、この治療を行うペインクリニックを受診した。

ちなみに筋膜性疼痛症候群の治療を行っている施設は今のところあまり多くないが、筋膜性疼痛症候群(MPS) 研究会のホームページに施設のリストがある。

リストには病院だけでなく鍼灸院なども含まれているが、私はエコーを使って筋肉の画像を見ながら注射で生理食塩水を筋膜に注入するエコーガイド下fasciaリリースという治療をしているペインクリニックを受診することにした。(fasciaはファスチアと読み、筋肉や腱や靭帯等を包む膜のこと)

 


また、わかさの脊柱管狭窄症克服マガジン腰らく塾の1月号にもこの治療を行う施設のリストと、筋膜性疼痛症候群についての詳細が書いてあるので参考になると思う。

実際、初めての治療を終えた感想は、効いた気がしない。私はこの病気ではないかもしれない。

しかし、原因不明の痛みや痺れを持つ人はもしかしたら筋膜性疼痛症候群の人もいるかもしれないと思い、参考になると思うので記事にすることにした。