はじめての神経根ブロック
はじめて神経根ブロックを打ってもらった。
先生は脊椎脊髄外科指導医で、脊椎の病院の院長さんだ。
画像からの診断ではなく、症状から先生はL5の神経根障害と推測し、L5神経根にブロック注射を打つことになった。
神経根ブロックはとても痛いことで有名だが、先生の神経根ブロックは神経に直接ではなく近くに打つので、痛く無いらしい。
でも10人に1人くらい神経に当たってしまうことがあるので、その時は勘弁してねと言われた。
しかしやっぱり怖くて、レントゲンの台の上にうつ伏せで背中を出して先生の注射を待っている間、梨子はひぃーひぃーと鳴いていた。
そんなか細い声あげないでと先生になだめられた。
この先生は、権威があるのに対応が優しいなと思った。
実際、局所麻酔が普通の注射程度に少し痛いだけで、神経根ブロック自体は本当に痛くなかった。
仙骨ブロックよりも全然痛くなかった。
腰の中で、何かが動いているような感覚が微かにあっただけだった。
肝心の効き目は、前日から張っていた右臀部が緩んだ。
先生は、翌日の方が炎症止めがもっと効くといっていたが、特に翌日には劇的な変化はなかった。
中臀筋あたりの痛みは良くなったが、股関節まわりやハムの付け根は張ったままだ。
梨状筋ブロックのように悪化はしなかったけれども、部分的には痛みが取れたがまだ痛いところはある。
先生は優しかったし中臀筋等、お尻の上の方には効いたけれど、坐骨下や太腿などにもきちんと効いたらよかったな。。。
そうしたら完全に、L5神経根の問題と言い切れたんだけれどな。