L5-S1 腰椎椎間板症

去年の春、都内のある整形外科でレントゲンを取り、臀部痛や足の付け根の痛みの症状から、ヘルニアまではなっていないL5-S1の腰椎椎間板症でしょうと診断され、理学療法を受け始めた。

理学療法士の人は、 若いころは椎間板の水分が多くて弾力性が高すぎるのが悪さをすることがある、歳をとれば程良く硬くなり落ち着くことがある、と最初に会った日に言っていた。

秋になり、リハビリの期限が来ても全然良くならず、MRIを撮った。
L5-S1の間の椎間板が他の椎間板と比べ黒かった。

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カットによっては少しヘルニアのようにはみ出しているように見えた。

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私の椎間板は水分が多すぎるどころか、水分が不足して劣化していた。

先生は、椎間板を輪切りにした時の画像で、通常のハート型が崩れ丸くなってきていると説明していた。

理学療法士の人に劣化して水分の少なくなった椎間板はもとに戻るのかと聞いたら、基本的に元に戻らないととても小さい声で言われた。

後から付け足すように、でも梨子さんは20代だから可能性はあると思う、と言っていた。

ああ治らないんだなと思って絶望した。 20代で椎間板が、僅かに真ん中は白いとはいえ黒く見えるほど劣化し、今でさえこんなに坐骨神経痛が酷いのに、これからどうなるのかと。

会社に行って難しくない事務仕事をするのにも毎日痛みとの闘いなのに、あと1年ももつか、あと何年で寝たきりか、そんなことをよく考えた。それほど痛かった。 

それでも会社では極力元気に振舞っていた。 しかし、何もしらない年上の同僚が、なぜ若さをもっと楽しまないのか聞いてくるのが本当に不快で仕方なかった。

痛くてそれどころじゃないと話したのに、翌日には、もうすぐクリスマスだよ彼氏つくりなよと話しかけてくるのが心底無神経だと思った。

しかし後にセカンドオピニオンで梨状筋症候群と診断されることになる。その経緯についてはこちら↓