股関節の痛みの推移 1
梨子が持つ痛みの歴史をざっくり振り返ってみる。
初めに違和感を感じたのは中学3年生の時だった。
座っていると、右の股関節に嫌な痛みを感じ、不快だった。
痛みを感じた時、股関節を勢いよく外旋させるとポキッ!!といい音が鳴り、不快感はなくなった。
当時受験生で部活は美術部だった為座ることが多く、不快な痛みが嫌だった。
高校生になっても不快な痛みが続いていたのでここで初めて地元の整形外科に行く。
股関節が痛いというと、首から太ももくらいまでのレントゲンを撮ってもらった。
触診もしたが、特に悪いところがないと言われた。ただレントゲンの右肩が下がっていると言われ、確かに右肩だけ下がっていた。
浪人生の頃、やはり座ってばかりで右股関節は痛かったが、湿布とエレキバンがあれば痛みはゼロに出来た。股間節をよくボキボキ鳴らしていた。
大学2年の春、右股関節がいつもより痛くなり、地元の総合病院の外科に行く。
先生はヘルニア等疑ったのだろう、腰のレントゲンを撮り(ヘルニアはレントゲンでは見れないが一応)腰も痛くないようだし、消去法で梨状筋症候群という診断をもらう。
そこで初めて梨状筋ブロックを打ってもらうが、殿筋がぎこちなくなり痛みは消えず。
その時は知識もなく、結構痛いのに筋肉が原因なんてありえない、くらいに思っていた。
つづく
臀筋をほぐすと外旋痛が柔らぐ
今週のリハビリはベテラン理学療法士の徒手療法が入った。いつもの若いPTはベテランの横で梨子の状態を説明している。
外旋で臀筋と坐骨下が痛むこと、内旋で痛くないことを、ベテランが触診で確認する。
直近のMRIでは梨状筋でなく中臀筋、閉鎖筋、大腿方形筋に炎症がみられること、座れないこと等説明した。
梨子がうつ伏せになり、ベテランが梨子の梨状筋あたりを触る。痛いかと聞かれたが、あまり痛くないが痛いところもある。
ベテランは梨状筋をマッサージし、その後再び梨子の足を外旋させる。
すると、痛いものの初めに外旋させた時より痛くない。
ベテランはそれを確認して、梨状筋は全体的には硬くないが部分的に硬いところがある。そこをほぐした後外旋の痛みが柔らいだのなら梨状筋症候群の部分もあると思う。と言った。
今の運動療法は、体幹を鍛えて臀筋をストレッチする、という方向。ベテランはそれで間違っていないと言う。
結局このまま運動療法が続くことになった。
でも、マッサージして症状が良くなるなら今回のように徒手療法をいれた方が良いのでは?と後で思った。
実はリハビリ室には、ちゃんと徒手療法でPTとマンツーマンでマッサージとかされている患者と、運動療法でPT1人に対して患者5くらいで運動している患者がいる。
梨子は後者の、PT1人に対して患者5くらいの方。前は1ヶ月に一回はPT1人にマッサージされていたのに。
前に担当PTに梨子もマッサージされたいと言ったが、自分でフォームローラー等使うのじゃ駄目??という反応だった。
今度もっと真剣に頼んでみよう。医者に行った方がいいかな??
帰りがけに地元の、まだ行ったことない整骨院によってマッサージしてもらった。臀筋をさするだけで凄い痛気持ちい+坐骨下が痛い。
整骨院の帰りがけに、運動療法もいいけどその前にリハビリでマッサージしてもらった方が動きやすくなるんじゃない?と柔道整復師に言われ、そうだよなぁと思う。
ちなみに柔道整復師さんは梨状筋ではなく大臀筋が上手く収縮できず収縮自体が痛みになっているのではと言った。表面をさすっただけで梨子が痛がり、梨子が気持ちいと言うところも梨状筋のような深層筋に届かない表面の大臀筋だかららしい。
うーん、真相は闇の中だ。
ちなみにマッサージの後、逆に臀筋が固まり痛くなった。マッサージで強く揉みすぎたせいだろうと翌日柔道整復師は言っていた。
強く揉まないと深層筋って届かないのかな?
中臀筋と外旋筋に炎症
今週は股関節専門の女医さんの診察でMRIの結果を聞いた。
先生はMRIを撮った放射線技師のレポートを元に解説していた。
先生はMRIの画像を指さし、ここの白いの見える?ここは右の中殿筋で白く炎症を起こしている、と言った。
また画像を下げていって、ここも白いの見えるよねといった。
かたち的に梨状筋だと思ったので、梨状筋ですか?と聞くと違った。
それは閉鎖筋だという。
先生もはじめ梨状筋かと思ったが、位置的に少し下の閉鎖筋だという。
大腿方形筋も炎症があると言われた。
なにか、そんなに負担かかるようなことしたの?足いきなりバーン!!って開いたりとか・・・と言われたので、ストレッチは凄く頑張ってるからそれかもと言うと、ストレッチくらいでなるかなぁ…と言っていた。
今回のMRIでは梨状筋に炎症が見られないし、放射線技師のレポートを見ても梨状筋が原因とは見受けられないという。
でも先生、足を外に外旋させるとお尻の真ん中と坐骨下が痛むんですよ、お尻の真ん中押しても坐骨下が痛むんですよ、と私。
先生は、梨子がそう言うように梨状筋症候群ぽいところがある、でも内旋で痛むという梨状筋症候群の特徴的な反応が出ないという。MRIでも炎症が見られないし、と。
しかし考えてみると数ヶ月前の股関節の権威の診断では、MRIの僅かな梨状筋の炎症と内旋での痛みを指摘された。
まさに特徴的な反応が2つ出ていたから梨状筋症候群と診断されたのだろう。
しかしその時の内旋の痛みは梨状筋というより、硬くなったハムストリングスの付け根を捻られて痛かったのかもしれない。
女医さんにはその時のMRIの梨状筋を見ても炎症を見つけられないというが、きっとそれ程でもないのだろうが、少しの炎症を権威は見つけたのだろう。
女医さんは、もしかしたらと他の部位の疾患も口にしていたが、坐骨付近の何かの形状が原因で坐骨神経が刺激されることもあるらしい。(ナントカフェモーラルと言ったいたので大腿骨の何かかなと思う)
しかし、女医さんは自分にわかる事はそこまでなのでもう一度股関節の権威の診察を受けてほしいと言った。
股関節の権威には、原因がよくわからないまま「適応の手術がない、リハビリで頑張るしかない」と言われ、見捨てられたととても落ち込んだ記憶があるので苦手なのだが…
しかも診察1ヶ月待ちだし。
とりあえずまた権威の診察を受けることにした。
期待はしないが...
結局女医さんの診察でも解決することはなく、梨状筋症候群の特徴的な反応もなく、しかし新しく外旋筋群や中臀筋の炎症などが見つかり、再度股関節の権威の判断を仰ぐ流れになった。
病気を持つ人に聞きたい
どうやって気を強く保っていますか。
慢性腰痛で6年間社会に出れず、複数の名医に診てもらったが原因不明という話がちょっと昔の発言小町にあった。
6年の慢性腰痛で動けません。何かやりがいや楽しみが欲しいです : 心や体の悩み : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
29歳の女性で、わりと動ける時もあれば痛みでほぼ寝たきりという日もあるという。
そんな彼女は現状に焦りを感じつつも、寝ながらでも楽しめるものを探そうとしていた。
強い人だなと思った。
そんな状態でもなにか楽しみを見つけようとする心が強いと思った。
梨子だったら悲観的になって精神的に病みそうだ。
自分と友人を比べて劣等感で悲観的になる。
幸せな友人たちを呪いそうだ。むしろ今の状態でも既に、健康で遊んでる友人に嫉妬してるのに。
なのにその人の文章には悲観的な気持ちが感じられなかった。
どうしてそう強くいられるんだろう。
どうして悲観的にならないんだろう。
私と何が違うんだろう。
そもそも私が暗すぎるのだろうか。
でもだって、まず、努力するにしても土台からして変わってしまうではないか。
健康な友人はよりよい人生の為に努力をすることが出来る。自分の楽しみの為にも努力することが出来る。
対して、私は、その時間を病院や治療に費やし、努力は痛みに耐えることとその緩和に向けられる。
痛いのはダイレクトに辛い。
楽しみの為に努力をしようとも、まず痛いと楽しむどころじゃない。(痛みの少ない時は楽しむこともできるけど)
健康な人の努力はゼロからプラスに向かうが、辛い症状(身体の痛みや精神的な)を持つ人の努力はマイナスからなんとかゼロに近づくためのものになってしまう。
そんな中で、楽しみを見つけようとする心があるのはすごいことだと私は感じてしまう。
どうしてそんなに強く気を保っていられるんだろう。
はてなブログを見ていても、身体の病気や鬱などを持つ人のブログを多数拝見する。
病気と一言に言っても辛さの種類は様々で、身体的な痛みだけではないけれど。
みなさんはどういう心持で生きているのですか。
アンチ整形外科
整体に行くとよく整形外科批判をされる。
痛み止めはよくないとか、なにもしてくれないとか、悪くなったらすぐ手術という、とか。
梨子はそれが嫌だった。
ある程度信頼してる整形外科に通っているので、それを悪く言われるのは嫌だ。確かに合わない医師はいるが。
最近、近所の整骨院A(仮)に実費で行ってみた。
今まで整骨院で整形外科批判をされたことはなかった。柔道整復師の人は、医者を悪く言わないものだと思っていた。
しかし近所の整骨院Aの柔道整復師は整形外科が嫌いなようだった。言葉の端々にそれを感じた。
今日は鍼灸の方がマッサージしてくれたが、こちらは整形外科が大嫌いなようだった。
例えば梨子が今日MRIに30分もかかったと言えば、整形外科は無駄に時間をとりたがるんだよ、と言う。実際は理由がちゃんとあるのだが。
股関節MRIで右の梨状筋が左に比べて小さいと言われたと言えば、そんなの実際画像を見たってわかるわけない、と言う。
根拠のないめちゃくちゃな批判だ…と思ったが、梨子はチキンなので黙っていた。
マッサージは悪くなかった。おしい。
どうやらこの整骨院はアンチ整形外科のようだ。
余談だが、梨子の脊椎の主治医は少し合わないのでもう1人のほうにシフトしてもいいかな?と最近思ってる。
あまりコロコロ変えるのは良くないが、信じすぎてもよくないと思う。
梨状筋症候群と言い切れない
股関節専門の医師の診察を受けた。
股関節の外旋で痛む、外転でも少し痛む、しかし股関節の内旋で痛まないこと等を触診で確かめていた。
普通、梨状筋症候群なら股関節の内旋で痛むという。
内旋で痛まないので梨状筋症候群と言い切れないという。
また、前回の股関節MRIで梨状筋に炎症があると股関節の権威に言われたと話すと、先生が見ても見つけられないと言っていた。
つまりそれ程でもないということだろうか。
先生は、難しいなぁ、難しいねぇとしきりに言った。
梨状筋ブロックで痛むことについても謎だという。しかし、梨状筋ブロックで外側ハムストリングが痛んだことについて、外側ハムストリングのほうに坐骨神経は通りますよねと聞くと、そうだよと言っていた!
つまり、やっぱり梨状筋ブロックによってなぜか坐骨神経が圧迫など刺激されて、外側ハムストリングが痛くなったんだ。
梨状筋ブロック ハムストリングスの張り - 梨子と坐骨神経痛
先生は、難しい、はっきり解決しなくて悪いけど、とりあえずもう一度梨状筋に焦点をあててMRIをとってみようか??と言い、梨子は承諾した。
病院ちかくのカフェで一息。
先生は美人な女医さんでした。こんな人がメス握るんだなぁ。
梨状筋症候群?
帰り道に新しい整骨院ができたので寄ってみた。
今までの経緯を話し、とりあえずマッサージ。
柔道整復師が右の梨状筋あたりを押すと、お尻は痛くないが坐骨下が痛くなる。
これは梨状筋の下に坐骨神経が通っているせいだろうが、やはりこれだと梨状筋症候群なのではと思ってしまう。
右下肢全体をほぐしてからまた梨状筋の上を押すと、初めよりも臀部の感覚があり、押されて痛いのを感じる、同時にやはり坐骨下が痛い。
右下肢全体も硬いよねといわれ、右の外ハムあたりが張って痛いんですと言うと、坐骨神経の通り道だからね、言われた。
しかし、以前脊椎脊椎病医に梨状筋ブロックのあと外ハムが張ったことを伝えたがそこは坐骨神経の通り道でないから関係ないと言われたはずだ。
しかし柔道整復師は坐骨神経は坐骨で別れて1つは外ハムあたりに行くと言う。
確かに梨子がアトラス(解剖図)で調べた時も二股に分かれいた。
じゃあ、彼が正しい?つまり脊椎脊椎病医が間違っている???